被災地支援について

24時間テレビ38東日本大震災復興支援 岩手⑨ もぐらんぴあ(久慈市)へデジタル地球儀「触れる地球」支援

もぐらんぴあは1994年に国家石油備蓄基地の作業坑を活用して開館、久慈市の観光名所として、震災までの約17年間でのべ130万人の来場者を迎えました。観光客だけでなく、子どもたちを中心に市民の憩いの場として人気でしたが、東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受け営業休止となりました。被害の大きさから再開は危ぶまれましたが、「なくなさいでほしい」というたくさんの要望を受けた久慈市は、緊急雇用事業を活用し、2011年8月、市内空き店舗を利用した臨時のサテライト水族館「もぐらんぴあ まちなか水族館」として再開し、被災地の明るいニュースとなりました。
震災から5年、2016年4月に、国の復興財源等を活用し、もぐらんぴあは元の場所での再開を果たしました。観光で訪れる方々、地域の方々に一層愛されるミュージアムになる一助として、24時間テレビからデジタル地球儀「触れる地球」が贈呈されました。
常設展示を記念して、ILC招致活動で岩手を応援するドイツマインツ大学の斉藤教授と、「触れる地球」開発者の京都造形大学の武村教授による講演会が実施されました。

38-9-01.jpg
支援内容
1.触れる地球本体
2.操作用タブレット端末
3.モノカタル台
4.オリジナルコンテンツ等   

38-9-02.jpg
「触れる地球」贈呈式
(平成28年11月12日)
24時間テレビチャリティー委員会を代表して、テレビ岩手の山口英二専務から、久慈市の遠藤譲二市長に「触れる地球」が贈呈されました。

触れる地球常設展示記念特別講演
「地球から宇宙へ、そして小さな世界へ」  齋藤武彦氏

ドイツマインツ大学教授で、素粒子物理学者の斉藤武彦さんは2012年からボランティア活動で、福島・宮城・岩手の子供たちに広く世界に羽ばたいてほしいと、科学授業を通じて語ってきました。
一方で、傷ついた故郷を離れることはできないという、子どもたちの気概を、授業を重ねるうちに感じ取ったそうです。
世界に開かれた視座は持ってほしいが、故郷を大切に思う気持ちもわかる。ならば「世界を東北に持ってくればいいんだ!」と先生は思い至り、かねてから誘致が始まっていたILCの有用性を訴えることにしたそうです。

多様な国々の科学者やその家族が集まる事で外国語に触れる機会が増え、拠点となる岩手は世界の物理学をリードする中心地となる。これこそ、復興する故郷を守りながらひろく世界と結びついていく一番の方法と考え、出前授業を続けています。
授業回数は100回を超え、受講した児童生徒は1万人を超えています。

岩手では、岩手県教育委員会を通じて沿岸を中心とした小中高校で科学授業を行っています。
11月7日から始まった岩手の沿岸部での授業には、もぐらんぴあに贈呈された「触れる地球」が同行しました。

先生の楽しい授業を子供たちは目を輝かせながら聞いていました。
ILCの仕組みも斉藤先生の授業を聞くと良く解ります。

38-9-03.jpg 38-9-04.jpg

38-9-05.jpg 38-9-06.jpg

触れる地球常設展示記念特別講演
「地球目線でデザインする」 竹村真一氏

38-9-07.jpg
触れる地球」は、大気の流れや海流の動き、地震、津波、渡り鳥等の生物の地球移動、地球温暖化など、様々なデータによって生きた地球の姿を映し出す地球の1600万分の1のデジタル地球儀です。

38-9-08.jpg
インターネットを介して毎時更新される雲の衛星画像や、地球規模で発生する地震の震源地、船や航空機の位置、世界のライブ画像、刻々と変化する日陰線等、地球の今を体験できます。

38-9-09.jpg
開発者の竹村真一氏(京都造形大学教授)は講演会で、大地震や津波など地球のネガティブな側面だけではなく、地球の恵みや豊かさも含めた地球のダイナミックな活動をこの地球儀を通じで体感し、「地球目線」で考え、未来を切り開く人になって欲しいと子供たちに語っていました。

38-9-10.jpg
「触れる地球」が常設された久慈市のもぐらんぴあは、きっと新しい地球人を生む拠点になると語りました。

<< 記事一覧へ戻る