放送ラインナップ

「One! 手をつなごう、前へ~ 第3回」 平成24年7月21日放送

~元気びと~

去年の番組で紹介した造船所の方を訪問。去年6月、作業場が流され、岸壁で作業をしていた吉田照義さん。その時は早く船を直して漁師を海に出してあげたいと言っていました。

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吉田さんの新しい作業場は高台に。去年11月、中小企業基盤整備機構が吉田さん所有の土地に仮設の工場を建設。取材した日は船ではなく、ホタテを中間育成させるタンクを作っていました。もちろん船も手掛け、この一年で30隻の修理を行いました。若い人たちが一日も早く、仕事を再開できるような環境を整えて欲しいと吉田さんは言います。

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大船渡市で被災したラーメン店が1年3カ月ぶりに再開。国道45号線沿いの元あった場所に6月11日、復活したラーメン専科。店主の境井聡さんと妻のエミコさん。陸前高田市の保育園から小中高とクラスメイト。ご主人は平成16年に独立して自分の店を大船渡に持ちました。

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地震発生直後に撮影された写真。境井さんの店はこの後、津波に呑み込まれてしまいました。「店を再建しても、大船渡の街自体が元に戻るのか」絶望的な気持ちに...。

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そんな境井さんを元気付けたのは東京で暮らす長男の将樹さんでした。アルバイトで貯めたお金で食糧を買い込み、故郷に入って両親を励まし続けました。さらに遠野市の支援団体Nextジャパンを窓口に全国から厨房の備品も届けられ、夫婦の思いを後押し。

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3月に地鎮祭、その翌日から工事がスタート。そして15カ月ぶりに元の場所にお店が姿を現しました。開店と同時に心待ちにしていたファンが詰めかけ、用意していた200人分のスープが底をつき、閉店時間2時間前にクローズ。

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再開後の新メニュー、その名も復興ラーメン。味噌、塩、醤油の3種類。境井さん御夫婦の思いもテンコ盛りで...。「一歩踏み出せば、何とかなるっしょ~」と境井さん。

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~絆びと~

宮古市川井にあるかわいキャンプ。沿岸でボランティア活動をする方の宿泊場所であり、ボランティアのコーディネートもしています。(宿泊費は無料。食事など自分のことは全て自分で行うことが条件。)
ここを拠点にして、長期で活動をしている方も多くいます。取材した日は千葉や秋田の方が長期の滞在でボランティア活動を行っていました。

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この日は山田町での整地作業。雑草だらけとなった土地の再生。
「(被災者の)気持ちとして前向きになってきているというのは、すごく感じて嬉しいと思いましたね」とボランティアの方は言います。

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宮古市総合福祉センターの敷地内にある写真返却センター。津波で流された写真を、元の持ち主に届ける活動が今も続いています。

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アルバムが水に濡れた状態で届けられ、一枚一枚切り取って乾かします。そのあと、表面のゴミなどを払ってウエットティッシュでバクテリアやカビなどを落とします。卒業アルバムや賞状などの洗浄も。

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洗浄が終わった写真は探しに来る方のために分かる範囲で地域ごとにまとめて保管。洗浄活動は市の職員のほかに市民ボランティアの姿もありました。「ご家族でお子さんを囲んで誕生日写真とかあると、やっぱり一枚一枚に思い出がありますから、そういう思いを込めて大切に」とボランティアの方。

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震災から1年4カ月、今もがれき置き場から届く写真。思い出の詰まったその一枚一枚が持ち主の手に一日も早く届くように地道な活動は続いています。

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